内容紹介
最近注目されている慢性腎臓病(Chronic Kidney disease:CKD)という新しい病気の概念をくわしく解説。""隠れ腎臓病""の人にも焦点を当てた、いまいちばん役立つ情報が載っている。
最近、慢性腎臓病(Chronic Kidney disease:CKD)という新しい病気の概念が注目されている。CKDとは、腎障害を示す所見や腎機能低下が慢性的に続く状態で、そのまま放置しておくと末期腎不全となって人工透析や腎移植を受けなければ生きられなくなってしまう。末期腎不全は全世界的にふえつづけており、いわゆる隠れ腎臓病のうちに早期発見・早期治療をすることが大切。現在、日本には約1,330万人のCKD患者がいるといわれている。また、人工透析を受けている患者もすでに26万人を超えており、その数は毎年1万人ずつふえつづけている。このままでは2010年には30万人を突破し、国民400人に1人が人工透析を受けるようになると予想されている。糖尿病や他疾患から腎臓病にかかる人も多く、深刻な問題になっており、さらにCKDでは心臓病や脳卒中などの心血管疾患にもなりやすいことが明らかになっている。この本特に治療に関する最新情報を盛り込んでいる。
最近、慢性腎臓病(Chronic Kidney disease:CKD)という新しい病気の概念が注目されている。CKDとは、腎障害を示す所見や腎機能低下が慢性的に続く状態で、そのまま放置しておくと末期腎不全となって人工透析や腎移植を受けなければ生きられなくなってしまう。末期腎不全は全世界的にふえつづけており、いわゆる隠れ腎臓病のうちに早期発見・早期治療をすることが大切。現在、日本には約1,330万人のCKD患者がいるといわれている。また、人工透析を受けている患者もすでに26万人を超えており、その数は毎年1万人ずつふえつづけている。このままでは2010年には30万人を突破し、国民400人に1人が人工透析を受けるようになると予想されている。糖尿病や他疾患から腎臓病にかかる人も多く、深刻な問題になっており、さらにCKDでは心臓病や脳卒中などの心血管疾患にもなりやすいことが明らかになっている。この本特に治療に関する最新情報を盛り込んでいる。
著者について
高市 憲明(たかいち・のりあき): 虎の門病院腎センター内科部長。医学博士1980年、東京大学医学部医学科卒業。腎臓病学を専攻し、米国アラバマ大学へ留学後、1996年4月より、東京大学医学部講師。2003年4月より現職。日本内科学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、米国腎臓病学会等に所属。日本人像学会評議員。