内容紹介
本書は,集団検尿の役割や腎臓病について,現在慢性腎炎やネフローゼで病院にかかっている子どもさんを持っているお母さん方にできるだけわかりやすく説明できるように著者の持つ腎臓小児科医 40 年の経験をもとに,「腎炎・ネフローゼ児を守る会」など講演会や日常,外来でよく聞かれる 101 の質問を取りあげて答える形としたものである。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊藤 克己昭和13年12月25日生。昭和39年東京慈恵会医科大学卒業。同大学院(
小児科学)修了後、昭和44年東京慈恵会医科大学小児科助手。昭和46年米国クリーブランドクリニック出張(1年間)。昭和47年医学博士号取得(甲205)。昭和47年東京慈恵会医科大学小児科講師。昭和53年東京女子医科大学腎臓病総合医療センターに移籍。昭和54年東京女子医科大学腎臓病総合医療センター小児科助教授。昭和58年東京女子医科大学腎臓病総合医療センター小児科教授。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
I.基礎知識
1.腎臓のかたちと働き
2.腎臓の検査法
A.尿検
B.血液検査
C.形態検査
D.機能検査
E.腎生検査
II.腎臓病の症状
III.集団検尿の仕組み
IV.こどもに多い病気
1.急性腎炎
2.慢性腎炎
3.ネフローゼ症候群(ネフローゼ)
4.先天的な腎臓病
5.尿路感染症(UTI)
6.その他
7.腎不全・腎移植
V.腎臓病と日常生活
1.急性腎炎の生活管
理 2.ネフローゼの生活管理
4.集団検尿異常者の生活管理
VI.腎臓病の食事
VII.その他
VIII.患者団体の紹介とドナー登録の紹介